みなさんパチンコ屋へ行かれたことはありますか?
すごく負けますよね、、そりゃもう行けば行くほど負けますよね。
僕も現在ぼろ負け中です(半月で34万負けました)。
そんなパチンコ屋さんですが、中にはずっと勝ち続けているスロプロ(専業)と呼ばれるスロットを打つことで生計を立てている方もいるのです!
以前お話したスロプロ(専業)の方から収入と生活スタイルも聞いてきたので、興味のある方は是非見ていってください。
収入
勝っているガチ勢の中でもプラス10万円~20万円の仕事をしながらお小遣い稼ぎにスロットを打つ兼業や、仕事をせずにこのくらいの収入の自称専業と呼ばれるニートみたいな人もいます。
この中途半端な層は専業とはせずに今回はスロットだけを収入源として毎月20万円以上を稼ぐ専業と呼ばれる人たちの生活について書いていきたいと思います。
専業の収入は(一人で稼働しているか)・(集団で稼働しているか)、(都会か)・(地方か)によってかなり変動します。
ピンプロの場合
完全に一人で立ち回りをするピンプロと呼ばれる人たちで、主な稼ぎ方はハイエナと特定日のみの設定狙いです。
抽選で負けることが多いため狙い台にはなかなか座ることができず、主にハイエナがメインになることがほとんどです。
実際の収入ですが
都会の場合 月収20万円~50万円程度
地方の場合 月収20万円~30万円程度 稼ぐことができます。
ですが、これは専業と名乗っている人の中でも上位10%程度の人の話ですので相当の実力が必要です。
軍団(親)の場合
打ち子というアルバイト(時給1000円程度)を複数人雇って、高設定の台を1日中回す設定狙いをメインに生計を立てている集団です。
中には軍団でハイエナをすることをメインにしている集団もあり、パチンコ屋の外などで集まって話をしているところをよく見かける為、比較的わかりやすいです。
実際の収入は
都会の場合 月収60万円~150万円
地方の場合 月収40万円~100万円
軍団の親という立場をしている人はだいたいこの範囲の中に収入が収まるでしょう。
月収150万円なんて夢がありますよね。
生活の実態
8:00 起床
基本的に専業の朝は早いです。起きると顔を洗い、スマホで前日に調べた各店舗のイベント情報・台データ情報から朝の抽選を受ける店を決めます。
そして店が決まると次は打ち子さんたちに「~店 ~時集合で」と連絡を回していきます。
9:10 パチンコ屋へ到着
店に到着すると、抽選を受けるための整理券を受け取り9:30の入場抽選の整列に備えるのですが、ここで親は1,抽選が良かった場合2,抽選が全員悪かった場合の2パターンの事態を考えて狙い台選び、抽選が悪かった場合にこの店に残るのか他店舗へ行くのかなどのシュミレーションをしていきます。
9:30 抽選
ここでその日のほとんどの動きが決定します。
全員の抽選番号を考えながら1人1人に狙い台を連絡していきます。
10:00~11:00 入場 稼働開始
ここでほとんどすべての結果が決まるといっても過言ではありません。
専業にとっては戦場です。あまり打たずに周りの状況を見に行き初あたりが早い台やエリアを探し回ります。
朝座った台からすぐに動いて違う台へなどはザラにあります。
特に全台系のイベントの場合などはこの時間にどこが全台系なのかわかってしまうため、この時間が1番大事です。怪しい所は優先的に取りに行き結果を待ちます。
11:00~23:00 ブン回し
この戦争を勝ち抜いて高設定を確保できた場合は打ち子さんなどと一緒に打ち切ります。
確保さえしてしまえば、あとは打つだけなので非常に暇です。
ずっと同じような画面を見ながら12時間も打つのは苦痛なので、アニメやドラマを見ながら打つことが多くなります。
皆さんがパチンコ屋さんでよく見るつまらなさそうにケータイでアニメやドラマを見ながら打っている人は高設定をツモった専業です。(ほぼ間違いなく)
専業の親などはこの時間に他の店のイベントやデータを調べて明日行く店の候補を絞っていきます。
23:30 稼働終了
地域やホールによって閉店時間が早いところ遅いところはありますが大抵のホールは23:00に閉店します。
そこから換金、計算して打ち子さんたちにバイト代を渡し明日の話をしているとこのくらいの時間になります。
2:00 就寝
打ち子さんたちと解散しご飯を食べてシャワーを浴びて、少しケータイを触っているとこのくらいの時間に就寝です。
専業の毎日はかなりハード
8:00に起きて24:00過ぎに帰宅、2:00に寝るというブラック企業並みのスケジュールですね。
これを毎日休みなく1ヶ月、31日の内28日程度することでこの収入を得ているようなので高いのか安いのか判断が難しいです。
さらに、勝ち続けるためには常に出てくる新台の情報を調べたりと勉強し続けなくてはなりません。
社会的信用もなく、有休もなく、風邪などで倒れると収入も完全に断たれてしまう、毎月勝ち続けなければいけないというシビアな環境に身を置き続ける自信は僕にはないです。
専業たちの悩み
専業の人たちが困っている、悩むところは何といっても「就職」です。
周りの友人や知り合いは就職して昇進し、家庭を築いていく中で、自分は毎日パチスロと向き合うかわりばえの無い日々...唯一勝っていた年収もいつの間にか追いつかれて追い越されて...
若いうちにすぐに見切りをつけて就職活動を始める方は大丈夫でしょうが、若い時間や能力をパチスロに使ってしまい、職歴もなく、何年もたってしまうと就職できる会社が極端に少なくなってしまいます。
そのため、「結構長く専業やってきたけど...今さら自分を拾ってくれる会社なんてないし、ずっとこのままスロットで食べていけるのかな」と不安を抱えている方がほとんどです。
今回お話を聞かせていただいた方も、「本当なら専業辞めて就職したい」と言っていました。ただ、なかなか中途採用では受け入れてもらえないのが現実です。
一見すごく稼げて楽しそうな、特にパチスロ好きの方には夢のある職業でしょうが、「死ぬまでこれで食っていく」という覚悟がないと続けられないでしょう。
稼いだお金はどうしてる?
これは意外と二極化するそうで、鬼のように貯金をするタイプと全く貯まらないタイプに分かれます。
専業は基本的に毎日資産が増減するような状態なので、ある程度貯金や貯玉がないと話にならないのですが、毎日飲みに行ったり、風俗に行ったり、ローンも組めないので車を買ったりするとあっという間に貯金が吹っ飛びます。
なので稼いでいるのに意外と貯金の無い専業はよくいるそうです。
一方で鬼のように貯めるタイプは、本当に服などもほとんど買わず、散髪もほとんど行かず、髪もすごく伸びているかほぼ坊主かの2択、当然飲み会などにもほとんど出席しないタイプです。
このタイプの資産額は不明ですが噂では地方の住宅街の新築の一戸建てが土地から購入できるくらいとか...
専業は身なりの汚い方がお金は持っていそうですね(笑)
専業によくいる性格
こんな生活をしている専業の人たちですが、実際に関わってきてこんな人が多かったなーという特徴を紹介します。
個人的な印象です。現在専業で頑張っておられる方で気を悪くされたならすみません。
一定数めちゃくちゃいい人がいる
専業の中には少数ですが「なんで専業してるの?」というくらいにしっかりしてて人間的にもすごくできた人もいます。
そういう人は周りの人や専業に愛されているので、周囲の人とコミュニケーションをとって仲良くされている方が多いです。
こういう人のアルバイトに行くと待遇も良く、いろいろ教えてもらえるのできっとすごく楽しいでしょう。
負けず嫌い・人を見下すタイプ
ギャンブルを収入のメインにしている専業は負けず嫌いな方が多いです。
まあ、勝たなければ食っていけない世界なので当然っちゃ当然なのですが...
設定狙いメインの専業は基本的にハイエナを見下しています。
中には表面上仲良く付き合いをしているけど、裏で「あいつは下手だ」「あいつはハイエナしかできない」「あいつはアホ」などと結構なことを言っているのをよく見ます。
同じ設定狙いの専業同士でも毎回ツモっているかどうかで上手い、下手と勝手に評価されています。
この手のタイプは自分より下だと思っている相手の話は全く聞かない人が多いです。
ナルシスト
これまた専業あるあるなのですが、ナルシストなタイプの人がすごく多いです!
専業の若い子は自分は最高に上手い!イケてる!かっこいい!と思っているので、不細工でも自撮りをSNSなどにあげて爆散していきます。
ただ、叩かれたくらいでメンタルは折れない!そこがいいですよね(笑)
年がある程度いっている人でこのタイプの人は、「俺はこの年までこれで食ってきた」という自負からかご飯などに行くと一生自分語りをしてきます。
注意しましょう。
根暗タイプ
このタイプの人はあまり人とコミュニケーションをとりたがらないのでピンプロの方が多いです。
よく噂で「あの人はすごい貯金をしている」と言われている人がこのタイプの事が多いです。
話してみると意外とフランクで色々な事を教えてくれたり、いい人が多い印象ですね。
イキがりタイプ
軍団によくいるのですがちょっと怖いお兄さん感を出しているタイプです。
何かあると突っかかってくるので非常に厄介ですが、逆にこちらが怒り出したりすると途端にシュンとなって消えていきます。
ごく稀に本当に怖い人もいるので関わらないのが1番です。
最後に
専業の中にも色々な人がいます。個々で関わるととても面白い人たちなので、関わる機会があれば積極的に話してみると面白いかもしれません。
かなりシビアな生活をしている人たちなので、大抵の場合は5年程度で消えていなくなります。
近くのお店で見つけたらぜひチェックしてみてください!
この記事を見てからその人の動き方などを見ていたらおおよその月収がすぐにわかりますよ
以上!みんな知っているようで知らない専業の世界でした!
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